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V2HとつなぐとEVバッテリーが減っていく

太陽光発電システム

我が家では、夜間の消費電力を蓄電池+EVバッテリーでまかなうため、最近V2Hを導入しました。導入したのは、ニチコンのトライブリットシステムです。

そして、実際に蓄電池+EVバッテリーでの運用を開始したところ、EVバッテリーから放電していないのにEVバッテリーがどんどん減っていく現象があることが分かりました。

異常なのか、なぜ減っていくのかを確認しました。

V2HとつなぐとEVバッテリーが減っていく

トライブリットの動作モードは「グリーンモード」で、太陽光発電の電力を家庭内で利用し、余剰電力をEVに充電、EVのバッテリーが100%になると蓄電池に充電し売電をなるべく行わないモードで運用しています。

夜になると、太陽光発電がなくなりますので、まず蓄電池を利用し、蓄電池がなくなるとEVバッテリーを利用するように設定しています。

夜間エアコンがいらない季節の場合、朝までの間、蓄電池がなくなることはなく、当然EVバッテリーは使っていないため、EVバッテリーの蓄電容量は変化ないと思っていました。

ところが、、、、

実際にモニターの表示を見てみると、ずいぶんと減っている!!

とにかく、V2HとつないでいるとEVバッテリーの容量が減るのでどのくらい減るのかを確かめてみました。

どのくらい減っていくのか

7時間で、8%減っていました。1時間あたり1.1%。
EVサクラのバッテリー容量は、20KWhですので、1時間に、0.22KWh減ることになります。

夜23:35の状態です。
蓄電池は、46%あり、0.3kW放電中。
EVは待機中で放電していません。バッテリー残量は83%です。

朝6:36の状態です。
蓄電池は、23%あり、0.8kW放電中。
EVは待機中で放電していません。バッテリー残量は75%です。
待機しているだけで、8%消費したことになります。

原因

説明書を見ると残念ながら、仕様のようです

充放電時間帯中は、充放電を行っていない場合でも車両と V2H システム間の通信維持のため、車両の蓄電池が電力を消費します。

どれくらい消費するのかまでは記載ありませんでしたが消費することは間違いなさそうです。

V2Hでの変換ロスがあるという事は知っていましたが、まさかつないでいるだけでEVバッテリーを消費するとは思いませんでした。それも結構多いなーという感覚です。

対策

EVバッテリーを使わないときは、「コネクタロック」を行わないようにしました

コネクタロックを解除した状態。
※車の絵が非活性状態になっている。

V2HとEVを物理的に接続するだけの場合、バッテリー容量は減らず、充放電ができる状態「コネクタロック」状態になっているとバッテリーが減っていくようですので、蓄電池の容量が少なく夜のうちにEVバッテリーが必要になりそうなときは、「コネクタロック」状態にすることにしました。

多少面倒ですが、蓄電した電気を有効に活用することができます。真夏の時期など夜間エアコンが必須の時期は「コネクタロック」状態にし、春・秋など夜間エアコンが不要な時は、「コネクタロック解除」状態にしておくのが良さそうです。

V2Hの規格上しょうがないのでしょうが、「コネクタロック」状態だけで、バッテリーを消費するのは何とかならないのかなーと思ったりします。

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