2022年5月から利用し始めて、2年が経ちました。現在のキエーロの状態がどのようになっているかお伝えしていこうと思います。
キエーロの状態
まずは、木の部分ですが、意外と劣化はなく比較的きれいな状態です。杉材が良かったのか、ウッドペイントがきいているのか分かりませんが、2年経っても問題なさそうです。
内側も特に問題なさそうです。
多少、板が反っている所もありますね。とはいえ全然問題ありません。
いつものように、何かしら発芽している状態。すごい生命力。いつも感心させられます。



木の部分より、天板の状態があまりよくありません。天板はポリカボードを利用しているのですが、そのポリカボードの中に水が入り込んでしまい、このような状態になっています。
作成した当初からこうなるかもと思って、結構しっかりとテープで目張りをしたつもりなのですが、結果はこの通り。
後日ちょっと手直しをする予定です。


虫や匂いなどの問題点
2年間運用を続けてきましたが、匂いは皆無。ウジ虫などが湧いたこともありません。分解も順調で、夏は数日間で分解する感じです。冬はやっぱり時間かかりますが、時間が経てば分解されます。
分解されずに残って匂いとか虫が湧くなどという事はありませんでした。
しいて言えば、今年は、コガネムシの幼虫が結構出てきました。去年まではたまにいたぐらいだと思いますが、今年は多いように思います。
具体的にどのくらいかというと、埋める穴を6か所で運用していますが、その穴を掘ると3,4匹出てくる感じでした。
心当たりと言えば、最近、全体の土をかき混ぜることをさぼっていたせいでしょうか。
最初のころは、3か月に1回程度全体の土を混ぜて均一にすることと空気を入れるのを目的に実施していましたが、今年は6カ月に1回ぐらいになってしまいました。それが原因でしょうか。
先日、全体の土をかき混ぜる際に、コガネムシの幼虫を一網打尽にしました。あえて〇〇匹と具体的に書きませんが、結構出てきました。ビックリです。
これで一安心です。
土の状態
良いのではないでしょうか。土を混ぜた時、いい土の香りがします。土の状態はこんな感じです。

どれくらい良いのかは良く分かっていませんが、いい土なのではないでしょうか。
ゴミを埋める穴を掘るとこんな感じです。

最近、コンポストの土を小松菜とニンニクの栽培に使ってみました。効果のほどはこれからとなりますので楽しみにしています。
そして使って減ったコンポストの土に、庭の土を混ぜて元の量に戻します。これを地道に繰り返すと庭の土がどんどん良い土になっていく算段です。
気の長い作業となりますが、徐々に庭の土が良くなっていくかと思うとこの先楽しみでなりません。
改善点
全体的にうまく運用できていると思いますが、コガネムシの幼虫問題を改善したく、コンポストのサイドの空間にネットをはってみようと検討中です。
ここの空間です。

コンポストの中にコガネムシが侵入できなければ卵を産むこともできないと思いますので幼虫も発生しないという想定です。
どこかで改善版の紹介をしたいと思います。ご期待ください。
【余談】雑草コンポスト
現在、我が家には、通常のコンポストと、雑草用のコンポストがあります。
雑草用のコンポストは、ふたがないただの木枠みたいなものですが。

これに、枯れた雑草を入れて土をかけます。その上にまた枯れた雑草を入れて土をかける。ミルフィーユ状にして雑草をたい肥に変えていきます。
たい肥ができるのはこれからになりますが、雑草コンポストについてもこれからレポートしていこうと思っています。
まとめ
2年経ったキエーロの状態は比較的良好な状態でした。
土の状態も良い感じ。
匂いや虫なども湧いたこともありません。
ほとんど手間がかからないので、皆さんも是非キエーロを自作して挑戦してみてください。
木材で作っていますので、定期的に作り直す必要があると考えていますが、2年は問題ないことが分かりました。
このままキエーロの耐久性を見ていきたいと思います。