電気自動車(EV)の普及が進む中、日産サクラが注目されています。その小さなボディと都市部での使いやすさ、そして何よりもその電費の良さが魅力です。このレポートシリーズでは、実際に日産サクラを購入し、その電費を中心に長期的な使用感やメンテナンスの様子を詳しく報告していきます。
今月の走行距離と電費
今月の走行距離と電費は以下の通りです。
226.8km
8.9km/kWh
基本的に、Dレンジで、e-PedalはOFFで運転しています。
Nissan Connectアプリで見るとこんな感じです。

次に電費について詳しく見ていきましょう。
電費実績の詳細分析
だんだんと寒い日が出てきましたので、必然的に暖房を利用する機会が増えてきました。
それの伴い電費も落ちてきています。予想通りの結果となりました。

それでは、実際の電気代も見てみましょう。
今月の電気代
764円
1kWあたりの電気代は、30円。走行距離が226.8kmで電費が8.9km/kWhですので、
サクラの電気代:764円
今月は、通常通りの走行距離に戻りました。
それでは、ガソリン車と比較するとどうなるか見てみましょう。
近所のガソリンスタンドの価格(会員価格)を見ると、以下のような価格でした。補助金の終了で大幅に値上がりしていました。
レギュラー | 170円/L |
軽油 | 151円/L |
走行距離、226.8kmで、サクラに近い日産DAYSの燃費(16.12km/L)で計算すると、
レギュラーの場合の燃料費:2,392円
ガソリンの場合、電気代と比較すると約3.1倍の価格でした。
ガソリン価格は大幅に上昇しましたが、サクラの電費が悪くなっているため、相対的にガソリンと電気代の差はそれほど大きくは変化ありませんでした。
来月からもガソリン代がさらに上がるという事のようですので、EVの優位性はどうなるか。気になるところです。
充電方法と充電時間
今月は、すべて家充電となっています。
我が家はV2Hシステムから充電しており、なるべく太陽光発電している日中に、充電をするようにしています。
また、夜間は、EV蓄電池が50%になるまで、夜間電力として利用しています。
今月の特記事項
今月はサクラの点検がありました。6カ月点検です。
走行距離、5,373kmで、特に問題は無しとの事。
ただし補器バッテリーの充電量が56%と低くなっているという事でした。あまり乗らないと冬場はこのようになりますが、少し距離を乗れば元に戻るという事でした。
大容量のバッテリーを積んでいるのに、補器バッテリーの残量が減っているというのも面白いですね。素人考えで、走行用バッテリーと共用にすれば良いのにと思ってしまいます。
電圧などの問題があるのでしょうか。
今月の電費から学んだこと
ガソリン代高騰で、EVの優位性が大きくなると思いましたが、寒くなってきて電費が落ちてきていますのでこれまでとあまり変わらずでした。
まとめ
1年間、サクラの電費を見てきました。
2024年の平均電費:8.9km/kWh
各月の平均で見ると、最低7.3km/kWh、最高10.2km/kWhとなりました。
エアコン、暖房を利用する時期は電費が落ち、使わないと電費が伸びる傾向という事が分かりました。
この電費が良いのか悪いのかは置いて、ガソリン代と比べると省エネである事が分かりました。お財布にも優しい。
ただ、この結果は、家充電をした場合という事になりますので、EVで遠出して外部充電を良くする方は当てはまらないことをご了承ください。
近所で乗る場合に限って言えば、サクラは最高のEVではないかと思っています。
省エネであること、乗り味は最高。これからも乗り続けていきたいと思います。
