冬の時期、部屋の乾燥が気になりますよね。
部屋が乾燥すると、インフルエンザなどの感染リスクが高まるなど言われています。
一般的な湿度計は、相対湿度計と言って、室温によって湿度が変わってきますので、湿度計を見たとき、50%だからと言って適湿とは限りません。
そこで、今回レポートする絶対湿度計は、空気中の水分量で表してくれますので、パッと見て乾燥しているのか適湿なのかというのが分かります。
今回、A&DのAD-5686を購入して使ってみましたので、使い勝手などをレポート致します。
AD-5686使ってみた
ある日中(2023/12/17)の湿度を測ってみました。本体にはログ機能がないため、目視確認してグラフにしてみました。適宜、加湿器を使っています。

夏・冬共に9〜11g/㎥を目指すと過ごしやすいとの事なので、大体良い感じだという事が良く分かります。
このように、数値が見やすく簡単に絶対湿度が測定でき、湿度が丁度良いのか乾燥しているのかがすぐにわかります。Goodです!!

使い方としては、見えるところに設置して、絶対湿度を確認しながら、加湿器を使うという感じにしています。
夏・冬共に9〜11g/㎥が丁度良いと書きましたが、湿度が高すぎると逆に不快になるそうですので、湿度計の数値を見ながら加湿器で湿度を調整するのが良いでしょう。
また、本機には、アラーム機能がついていて、7g/㎥を下回ると、音とLED点滅でお知らせしてくれます。アラーム音は鳴らさないようにもできます。

絶対湿度とは?
ウェザーニュースのサイトから引用すると、以下の定義となります。
「絶対湿度」とは、縦横高さ1メートルの空間に含まれる水蒸気の重さが何グラムかを示しています。
つまり、絶対湿度は空気中に含まれる【水蒸気の自体の量】を表しています。仮に今日の気温が30℃相対湿度50%だとすると、絶対湿度は15.2g/㎥となります。
もし、相対湿度は50%のままでも気温が15℃に下がると、空気中に含まれる水蒸気の量、絶対湿度は6.4g/㎥にまで下がります。宮城県医師会のデータと照らし合わせると、湿度50%でも気温30℃の場合は指数は”流行しにくい”ですが、気温15℃に下がると指数は”より流行が起こりやすい”に変化します。
(参考)絶対湿度とインフルエンザの関係
https://weathernews.jp/s/topics/202002/280095/
宮城県医師会より
〜7g/㎥ :より起こりやすい
7〜11g/㎥:流行しやすい
11〜g/㎥ :流行しにくい
相対湿度〇〇%だけでは、温度との関係があるので分かりにくいですよね。
絶対湿度だと9〜11g/㎥以上にしておけばという目安になりますのでわかりやすいですね。
AD-5686を詳しく見てみる
まずは外観から。

左側のボタン「最高」「最低」を押すと、最低湿度、最高湿度がそれぞれ表示されます。

背面のモード切替スイッチで、「おまかせモード」「乾燥指数モード」「熱中症指数モード」に切り替えることができて、おまかせモードは乾燥指数と熱中症指数を自動的に切り替えて表示するモードで、乾燥指数モード、熱中症指数モードは固定表示モードです。乾燥指数モードと熱中症指数モードそれぞれの表示は以下のようになります。

まとめ
冬は乾燥する季節ですので、この絶対湿度計を見ながら快適な湿度調整ができることが分かりました。ぜひ皆様もこれを見ながら快適な生活を送ってみてはどうでしょうか。
以下に特徴をまとめました。
- 絶対湿度が測定できます。ここに尽きます。
- 温度、相対湿度も合わせて測定できます。
- 画面、文字が大きくとても見やすいです。
- 買ってきて、電池を入れるだけで簡単に測定できます。
- バックライトが付いていないので、夜は見えません。
- 記録機能がないのが残念です。