注文住宅を建てようとしていた、2020年の私。
私が住んでいた分譲マンションの性能を調べたり、とにかくネットで調べたりしてなんとなくこのくらいの性能があれば良いのではないかと考えましたが、結局、それぞれの感じ方、地域、建築費などの条件によって明確にこの性能があれば大丈夫というところまで結論が出ませんでした。
そして、いろいろ悩みながら、2021年、注文住宅を建てました。
分譲マンションと注文住宅の両方を経験した私が、この時の経験を踏まえて、注文住宅を建てる際に検討すべきこと、住宅性能編としてお伝えしていきたいと思います。
そして、実際に建てた後の、住宅性能の満足度についてもお伝えしていきます。
注文住宅を建てる際に検討すべきこと。住宅性能について5選。
各性能の詳しい説明は、ネット検索してもらえればわかると思いますので、私が考えた住宅性能値と、なぜそう考えたのかについて解説していきます。
私が住宅性能を検討している時、「せやま大学」というWEBサイト、YOUTUBEに出会いました。
家なんかにお金をかけるな!質を担保しろ! ちょうどいい塩梅の家づくりという事で、これを私の神基準としています。家を建てる前に絶対見て勉強することをお勧めします。
ただ、実際にその通りにいかない部分もあり、最善のものを工務店と相談しながら決めていきました。
断熱性能
計画時
UA値 | 断熱等級5クリア(4地域のみ、断熱等級5より厳しい0.5以下を推奨) |
屋根裏の断熱 | 壁の2倍(屋根断熱推奨) |
床下の断熱 | 基礎断熱 |
玄関ドア | D2/K2 |
窓 | オール樹脂サッシ、Low-Eペアガラス、アルゴンガス、スペーサーも樹脂 |
実際
UA値 | 0.5 | 〇 |
屋根裏の断熱 | 壁の約2.5倍(屋根250mm、壁100mm)、屋根断熱 | ◎ |
床下の断熱 | 床下断熱 ※工務店の標準仕様が床下断熱で変更できなかったため。 2階リビングなので、床下からの影響はなさそう。1階もそこまで影響はないのではないかと楽観的に考えてこの仕様としました。 | × |
玄関ドア | K2 | 〇 |
窓 | オール樹脂サッシ、Low-Eペアガラス、アルゴンガス、スペーサーがアルミ ※準防火地域となっており、防火窓で、スペーサーが樹脂の窓がなかったため。 | △ |
機密性能
計画時
C値 | 0.7以下 |
実際
C値 | 0.38 ※お願いした工務店さんでは、ほぼ気密測定をやらないそうで、有償で実施しました。 モデルハウスぐらいしかやったことないそうです。 実際の気密測定風景です。 | ◎ |

耐震性能
計画時
耐震等級 | 耐震等級2、簡易計算 |
実際
耐震等級 | 耐震等級2、簡易計算 | 〇 |
換気性能
計画時
換気システム | ダクト排気型 第1種換気 |
実際
換気システム | 第3種換気 ※標準仕様が第3種換気だったのと、費用も追加になるし、元マンションも第3種換気であまり気にならなかったため大丈夫ではないかと考えました。 | × |
耐久性能
計画時
外壁材 | 窯業系サイディング、セルフクリーニング機能がついていて、かつ塗膜保証が15年 |
シーリング材 | 15年ひび割れ保証の高耐久シーリング |
屋根材 | ガルバリウム鋼板 |
ルーフィング | 改質アスファルトルーフィング |
実際
外壁材 | 窯業系サイディング、セルフクリーニング機能(雨)、塗膜保証が30年 | ◎ |
シーリング材 | 15年ひび割れ保証の高耐久シーリング | 〇 |
屋根材 | ガルバリウム鋼板 | 〇 |
ルーフィング | 改質アスファルトルーフィング | 〇 |
実際に暮らしてみてどうだったか?
実際に2年間暮らしてみて、どうだったのか?
良かった点、悪かった点について解説していきます。